■QTアラムーチョ とは?

デイリーアラーム(最大5件)、タイマー(最大5件)が設定可能なマルチアラーム時計です。アラーム時刻設定後は「QTアラムーチョ」が起動していない場合やザウルスの電源がOFFの状態でも、設定した時刻に自動的に起動してアラーム時刻/タイマー時刻を知らせます。

タイマーに連動して定期的にメールの送受信を行なったり、アラーム設定時刻にメディアプレーヤーでMP3音楽ファイルの演奏・ムービーファイルを表示する事も可能です。

Version1.0.5にて、アラームのスヌーズ機能及びサスペンド(アラーム/タイマー起動後、指定の時間でオートパワーオフ)機能を追加しました


■アラームの設定と実行
QTアラムーチョを起動後、設定するアラームのタブを開き "アラームの設定"項目で直接時刻を入力するか又は時計画面をタップしてアラーム時刻を設定します。

・時計画面で時刻を設定する場合は時計のアラーム針をドラッグして下さい
・アラーム時刻の午前/午後の切り替えは[AM/PM▼]選択ボタンで行います。
[AM]は午前、[PM]は午後、[AM/PM]は午前・午後両方にアラームを設定します。

・キーボードを使って時刻を設定する事も可能です。対応キーは
[Fn] + [↑] アラーム時刻を1時間遅らせる
[Fn] + [↓] アラーム時刻を1時間進ませる
[Fn] + [←] アラーム時刻を10分遅らせる
[Fn] + [↓] アラーム時刻を10分進ませる
[OK] アラームON/OFFを切り替える

時刻設定が完了後、"アラーム ON"チェックボックスのチェックオンでアラーム動作が開始します。

アラームの詳細設定:
[詳細設定]ボタンをタップして、アラーム詳細設定ダイアログを開きます。

・タイトル
アラームのタイトルを入力します

・アラームの実行回数
アラームの実行回数を設定します

"1回"
アラームは1回のみ有効になります
(アラーム時刻通知後、アラームは自動的にOFFになります)

"毎日"
アラームはアラーム設定時刻に毎日実行されます。
(アラーム時刻通知後、アラームは自動的に翌日の指定時刻にセットされます)

アラーム時刻の動作:

・スヌーズ
スヌーズのON/OFF及びスヌーズ実行間隔を設定します

"無し"
スヌーズはOFFになります

"5分毎" ~ "15分毎"
スヌーズがONになります。スヌーズはここで指定した間隔で最大60分間実行されます

※スヌーズの終了方法
スヌーズは以下の2通りの方法で終了させる事ができます

(1)アラームメッセージダイアログの"スヌーズ終了"チェックボックスをチェックONしてダイアログを閉じる

(2)QTアラムーチョを終了させる
→この方法でスヌーズを終了する場合、QTアラムーチョ画面右上の[×]ボタンをタップするなどしてQTアラムーチョ自体を終了させて下さい

QTアラムーチョを終了させない(ザウルス画面下部のタスクバーにQTアラムーチョのアイコンが表示されている)状態で、ザウルスの電源をOFFにした場合スヌーズ処理は継続します。

・サスペンド
アラーム起動後のザウルスの自動パワーOFF設定を行います

"しない"
QTアラムーチョで自動パワーOFFを行いません。自動パワーOFFはザウルス本体の設定に従います。

"1分後" ~ "10分後"
アラーム起動後、ここで設定した時間が経過した後自動パワーOFFを行います

(1)アラーム音を鳴らす場合
詳細設定画面にて「アラーム音を鳴らす」タブを開き、下記の各種設定を行ないます。
 
・"スケジュールアラーム(内蔵)"
ザウルス内蔵のスケジュールアラーム音を使用します

・"ファイルから選択(*.wav)"
オーディオファイル(wavファイル)を選択してアラーム音を設定します

ファイル設定は[..]ボタンをタップしてファイル選択ダイアログを開くか入力欄に直接ファイル名を入力します。

 [♪]ボタンタップでサウンドファイルの試聴も可能です

・"音量"
アラームサウンドの音量を設定します。
アラームサウンドの音量は各アラーム毎に設定可能です。又この音量設定はザウルス本体の音量設定とは無関係に設定されます。

(注意)
音量つまみを最小の状態に設定した場合、無音状態になります。
ザウルス本体の音量設定が"ミュート"の状態に設定されている場合でも、アラームサウンドの音量が最小(無音)設定以外の場合アラーム音が鳴りますのでご注意下さい。

"繰り返し鳴らす (最大 ?? 秒)"
このチェックボックスをチェックオンした場合、アラーム音は指定された秒数の間繰り返し演奏されます。

(注意)
"繰り返し鳴らす"設定にした場合でも、ザウルスのバッテリー残量が低下(バッテリーのインジケーターが、黄色か赤色)で表示されている場合、アラームの繰り返し演奏は行なわれませんのでご注意下さい。
※最大秒数を 0秒に設定した場合アラーム音はアラーム時刻通知ダイアログを閉じるまでの間、無制限に演奏されます。

(2)QTアプリケーションを起動する場合
詳細設定画面にて「アプリを起動する」タブを開き、下記の各種設定を行ないます。

・ザウルス標準搭載のメーラーで、自動的にメールの送受信を行なう場合

"アプリ" 欄の選択ボタンより"qtmail" を選択します。

#メールの自動送受信を行なう場合、ザウルス本体の「ネットワーク設定」にてメール送受信を行なう際に使用するネット接続の自動接続設定をONにしておいて下さい。

・メディアプレーヤーで、指定したファイルの演奏を行なう場合

"アプリ" 欄の選択ボタンより"mpegplayer" を選択します。
次に、ファイル選択ダイアログが表示されますので、メディアプレーヤーで演奏するファイルを選択します。

・起動するQTアプリを自分で設定する場合

以下の各項目を設定します。

"アプリ":起動するアプリのモジュール名
"引数" :アプリに起動時に引き渡すコマンドラインオプション
"QCop" :アプリ起動後、アプリに送信する QCopMessage
→[??] 秒後に送る:アプリ起動後、QCopMessageを送信するまでの待ち時間

"パラメータ":上記 QCopMessageのパラメータ

[起動テスト]:
上記で設定したデータを使用してアプリの起動テストを行ないます

[(消しゴムアイコン)]:
上記の設定項目を消去します

例)
アプリ:qtabc
引数 :-f /home/zaurus/data1.inf
QCop :setDocument(QString) を [10] 秒後に送信する
パラメータ:/home/zaurus/data2.txt

と設定した場合、コマンドラインから以下の様にコマンドを実行した場合と
同等の動作をします。

qcop QPE/System 'execute(QString,QString)' qtabc /home/zaurus/data1.inf
sleep(10)
qcop QPE/Application/qtabc 'setDocument(QString)' /home/zaurus/data2.txt


設定完了後、画面右上の[OK]ボタンタップ(又は[OK]キー)で設定が有効になります


■タイマーの設定と実行
QTアラムーチョを起動後、設定するタイマーのタブを開き "タイマーの設定"項目で直接時刻を入力します

・キーボードを使って時刻を設定する事も可能です。対応キーは
[Fn] + [↑] タイマー時間を1時間長くする
[Fn] + [↓] タイマー時間を1時間短くする
[Fn] + [←] タイマー時間を5分間長くする
[Fn] + [↓] タイマー時間を5分間短くする
[OK] タイマーON/OFFを切り替える

時刻設定が完了後、"タイマー [開始]"ボタンクリックでタイマーの動作が開始します。

クイックセットボタンでタイマーを開始する:

画面上部の "Set [3] [5] ~ [+10]" ボタンタップでタイマー時間をボタンに表記の時間に設定し、同時にタイマー動作を開始します。( [+10]ボタンタップの場合、現在の設定時間に+10分しタイマーを開始します)

クイックセットボタンのキーボードの対応キーは
キー [1] → ボタン [3]
キー [2] → ボタン [5]
キー [3] → ボタン [10]
 :
キー [8] → ボタン [60]
キー [0] → ボタン [+10]

タイマーの詳細設定:
[詳細設定]ボタンをタップして、タイマー詳細設定ダイアログを開きます。

・タイマーの実行回数
タイマーの実行回数を設定します

"1回"
アラームは1回のみ有効になります
(タイマー時刻通知後、タイマーは自動的に停止状態になります)

"繰返し"
タイマーを繰り返し実行します
(タイマー時刻通知後、自動的に次のタイマーが実行されます)

・サスペンド
アラーム起動後のザウルスの自動パワーOFF設定を行います

"しない"
QTアラムーチョで自動パワーOFFを行いません。自動パワーOFFはザウルス本体の設定に従います。

"1分後" ~ "10分後"
アラーム起動後、ここで設定した時間が経過した後自動パワーOFFを行います

タイマー時刻の動作:

(1)アラーム音を鳴らす場合
詳細設定画面にて「アラーム音を鳴らす」タブを開きます。
設定方法は「■アラームの設定と実行→アラーム時刻の動作」を参照して下さい。

(2)QTアプリケーションを起動する場合
詳細設定画面にて「アプリを起動する」タブを開きます。
設定方法は「■アラームの設定と実行→アラームの詳細設定」を参照して下さい。


設定完了後、画面右上の[OK]ボタンタップ(又は[OK]キー)で設定が有効になります


■その他の設定
QTアラムーチョのメイン画面より「設定」タブを開きます

・午前/午後12時を 0時で表記する
この項目をチェックONした場合、午前/午後12時を0時で表示/設定します。

・文字盤ドラッグでアラーム設定を行なう
この項目をチェックONした場合、時計画面でアラーム時刻設定(時計のアラーム針をドラッグ)が可能になります。
逆にチェックOFFした場合、アラーム針をドラッグが禁止された状態になりますのでアラームの誤設定を防止したい場合等に使用してください。

・表示言語
QTアラムーチョの表示言語(日本語/英語)を切り替えます。変更は次回QTアラムーチョを起動した時から有効になります。


■制限事項
アラームの詳細設定で、アラーム音が"繰り返し鳴らす"設定にした場合でもザウルスのバッテリー残量が低下(バッテリーのインジケーターが、黄色か赤色)で表示されている場合、アラームの繰り返し演奏は行なわれません。(バッテリー保護の為)
確実にアラーム音を鳴らしたい場合、ザウルスのバッテリー残量を確認しておくか、ACアダプターを接続する等しておいて下さい。