■どんとこいタイム とは?
インターネット上のNTPサーバ(タイムサーバ)に接続して、ザウルスの時刻合わせを行うSNTPクライアントソフトです。

どんとこいタイム起動時にネットワーク接続の状態を判断してネットワーク接続/切断を自動で行なう機能も搭載していますので、ザウルスの「キー設定」等で何れかのキーにどんとこいタイムを割り当てネットワーク接続/切断へのショートカットボタンとして利用する事もできます。


■SL-B500/C700シリーズ上でご使用の場合の注意点
「どんとこいタイム」のアイコンを長タップしてプロパティ画面を開き、「ルート権限で実行する」のチェックをONにして下さい。

SL-B500/C700シリーズでは、ルート権限での実行をONに設定しなかった場合時刻合わせに失敗します。


■時刻合わせの実行
(1)ザウルスをインターネットに接続します。
(2)どんとこいタイムを起動後 [Host]選択ボタンから交信を行うNTPサーバを選択し、[実行]ボタンをタップ(又は[OK]ボタン押下)します。

NTPサーバーとの交信に成功した場合自動的にザウルスの時計が更新されますNTPサーバーとの交信に失敗する場合、インターネットへの接続及びNTPサーバアドレスなどを確認の上、再度実行してください。


■各種設定
NTPサーバアドレスの追加/削除、タイムアウトの設定等を行う方法に付いて

「どんとこいタイム」画面上の[設定]タブをタップして、以下の項目を設定します。

・NTPサーバ名/IPアドレス
NTPサーバのアドレスを追加/削除します。サーバの指定はドメイン名、IPアドレスのどちらでも指定可能です。
# NTPサーバリストの設定をデフォルト設定に戻す場合は[初期設定に戻す]ボタンをタップしてください。

・タイムアウト
NTPサーバーへの接続開始から処理強制中断を行うまでの時間を設定します。
NTPサーバーへの接続開始後、ここで設定した時間内にNTPサーバーとの交信
が完了できない場合処理を中断します。

・起動時に時刻修正を行う
このチェック項目をONに設定した場合、どんとこいタイム起動時に自動的に時刻修正を実行します。

・時刻を修正後、終了する
このチェック項目をONに設定した場合、NTPサーバとの交信とザウルスの時刻修正が完了した後、自動的にどんとこいタイムを終了します。

尚、NTPサーバとの交信及び時刻修正でエラーが発生した場合、及び NTPサーバとの交信中に"設定"タブを開いた場合、自動終了は行われません。

・終了時にネットワーク接続を切断する
このチェック項目をONに設定した場合、どんとこいタイム終了時にネットワーク接続を切断します。
注:SL-A300ではこの設定は無効です

・ネットワーク接続中に起動した場合は切断
このチェック項目をONに設定した場合、どんとこいタイム起動時にネットワークが接続されていた場合、どんとこいタイム終了時にネットワーク接続を切断します。
注:SL-A300ではこの設定は無効です

・実行時にネットワーク接続を確認する
このチェック項目をONに設定した場合、時刻修正実行時にネットワーク接続の状態を確認し、接続されていない場合はネットワーク接続を行います。
注:SL-A300ではこの設定は無効です

<設定のヒント>
・インターネットに接続する毎に、ザウルスの時刻修正を行う場合などは”その他の設定”項目を

起動時に時刻修正を行う:ON
時刻を修正後、終了する:ON
終了時にネットワーク接続を切断する:OFF
ネットワーク接続中に起動した場合は切断:OFF
起動時にネットワーク接続を確認する:ON

と設定した場合「どんとこいタイム」タイムの起動のみで、ネット接続->時刻修正->どんとこいタイムの終了、が自動的に行われます。

・又、上記の設定の内「ネットワーク接続中に起動した場合は切断」項目を ONに設定した場合

どんとこいタイム起動時にネット接続がOFFだった場合
→どんとこいタイム起動時にネット接続を実行

どんとこいタイム起動時にネット接続がONだった場合
→どんとこいタイム終了時にネット切断

という動作をしますので、ザウルスの「キー設定」等にて、何れかのキーに「どんとこいタイム」を割り当て、ネット接続/切断のショートカットボタンとして利用することもできます。

(SL-B500,C700シリーズでご利用の場合のみ)